少し気が滅入っていたので、朝着替えてから少し前から見たかった「エリザベスタウン」を見てみた。
何年も前に気になっていたのだけどすっかり忘れていた映画だ。
最近、モンハンワイルドを始めたので、キャラメイクの参考にしようとオーランド・ブルームを検索していたら出てきた。
オーランド・ブルーム扮するシューズ会社に勤めるエリートデザイナー、ドリューがシューズ開発で大コケして大損害を出し、クビになるところから話は始まる。
そのアメリカのシューズ会社が本当に規模が大きい。
社長室まで、ゴルフのカートみたいなもので社内を移動する。
社長室も本当に広い。
彼は家に帰って、サイクリングマシンにナイフを固定して死のうとする。
そこに何度も着信音が。仕方なく電話に出るドリューは父の死を知る。
帰郷していたところ、突然心臓発作で亡くなったらしい。
仕方なくドリューは母、妹に見送られ、航空機に乗って父を迎えに行くことになる。
その飛行機の中で、ヒロイン、キルスティン・ダンスト扮する客室乗務員のクレアと出会う。
キルスティン・ダンスト、スパイダーマンで見たことあるけど、チャーミングでかわいいよねー。
こんな客室乗務員おる?って感じだけど、クレアはドリューの座席の隣に座りめっちゃ話しかけてくる。
父の故郷への道も教えてくれる。
目的地に着き、ドリューはレンタカーで父の故郷エリザベスタウンへ向かう。
少し迷いながらもなんとか到着。
町中に父ミッチの追悼の言葉が書かれていて、子供がたくさん遊んでいて、各家の庭は広くて緑が多くこじんまりとした素敵な町だ。
ドリューは斎場らしき場所でいとことおじさんに会う。
その後、父の実家?で一族、たくさんの親戚たちと会うことに。
いとこの息子サムソンはまだ幼く、落ち着きがなく金切り声がすごい。
夜になり、ドリューはホテルへ。時間を持て余して、寂しくなったのか、彼は妹、クビになって別れた元カノ、機内で連絡先をくれたクレアに電話する。
クレアとは徹夜で話し続け、日の出を一緒に見ようと、会うことになる。
まぁ、エリザベスタウンはアメリカ版田舎町で、人が温かくて近い良いところと世間が狭くなんでも筒抜けでうっとうしいようなところがあるらしい。
おばあちゃんちみたいで懐かしい。
クレアとはなんやかんやいい仲になる。自分が大失敗して良くない状況にあることも打ち明ける。
親戚たちと過ごし、いろんなことがありながらも父の告別式まで終える。
この告別式が後から合流した傷心なはずの母が挨拶の場で習い始めたばかりのタップダンスを披露するわ、夫を亡くした悲しみを分かち合ってハグした隣人が勃っていた話をして大ウケするわ、いとこが昔やってたバンドを集めて演奏してその演出で使った大きな鳩が照明で燃えて客席に落ちスプリンクラーが作動して水浸しになるわ、はちゃめちゃだった。
そうして、火葬して灰になった父ミッチと、ドリューは家まで車で旅に出ることになる。
その前にクレアは自作の音楽つきドライブマップをくれる。
ドリューはクレアの指示通りにCD(自作のCDとかいう時代あった!2000年代の映画なので)を聴きながら、クレアによる各地のおすすめの名所、歴史ある場所に立ち寄り、おすすめの食べ物を食べ、ドライブを続ける。そこのシーンが良かった。
アメリカのどこまでも広い景色、まっすぐとどこまでも続く道、キング牧師などの人類の歴史を感じられる名所、人々の営み。
広い世界を感じると、ちっぽけな自分、自分の悩みなんてと思えて、スッとするところがありますよね。
旅を続けると、クレアの指示でファーマーズマーケットに寄ることに。
そこでクレアと再会して、ハッピーエンドです。
見てよかった。ちょっと元気になった。
人にもっと頼ってもいいんだと思えて気が楽になったし、少しだけど広い地球を感じられた、旅に出たくなった。
映画ってたまにこういう効果があったりしますよね。
落ち込んだときにぴったりな元気の出る映画でした。
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